平成最後の国技大相撲東京場所は、関脇玉鷲の初優勝で終了した。34歳、15年間休場なしの努力が大輪を咲かせた。
 かつて「末は博士か大臣か」と言われたように、国会議員もなった以上、一度は大臣になりたいという気持ちがあるのと同じで、力士になった以上、一度は優勝したいと皆思っていることだろう。
 千秋楽、優勝がかかる日に第二子が誕生したというのも強運の持ち主である。神様が日頃の頑張り、努力に軍配を挙げたのだろう。
 引退した横綱稀勢の里は中学の作文に「天才は生まれつきです。もうなれません。努力です。努力で天才に勝ちます」と書いたことを引退の日のムネオ日記に書いたが、玉鷲も「努力に勝る天才なし」を地で行ったことを証明した。今後の活躍が楽しみだ。
 大坂なおみ選手フィバーが今日も続いているが、テレビで人気アイドルグループ「嵐」が2020年末をもってグループ活動を休止すると昨日記者会見し、国内はもとより海外でも話題になっている。
 昨年6月に全員で議論して決めたというが、よくぞ半年間も外に漏れなかったものだ。これだけでも大した結束力である。
 解散は否定しているのでいつの日かまた、形は違っても復活する可能性があるのではとファンは期待しているのではないか。
 いろんなニュースがあり、日本は平和だとつくづく感じた次第だ。
 今日から通常国会が始まった。間違いなく時代が変わる年である。その変化に敏感に対応した国会審議をしてほしい。
 重箱の隅をつつくような内向きな議論ではなく、将来の日本を考えた緊張感のあるやり取りを国民は待っている。
 与野党ともいよいよ出番である。