「毎月勤労統計」の不正調査が表に出てから厚生労働省の対応に大きな批判が出ている。
 不正調査問題でも特別監視委員会の樋口美雄委員長が22日行った記者会見で「組織的隠蔽は認められなかった」と述べたことに違和感と疑問を持つ人は多かったのではないか。全く生活感のない官僚的な対応に国民は怒っている。
 なんと職員への聞き取りを職員がしている。これでは厚労省に都合の良い報告書が出来るのは当然である。
 17年前、外務省が「鈴木問題」で内部調査した時も、上司が部下を呼んで一方的なシナリオを作っていた。正直にものを言い、筋を通したのは、今や知の巨人といわれる佐藤優氏だけで、あとは言われた通りの出来レースと聞いている。
 今回の毎月勤労統計の不正が長年どうして行われてきたのか徹底的に事実を明らかにすべきである。
 役員天国、官僚天下とよく言われるが、今こそ国民から選ばれた国会議員は国民目線で立ち上がるべきだ。
 かつて鈴木宗男は官僚を恫喝したと言われたが、私は恫喝をしたことはない。嘘、デタラメの説明をしたり、話をよく聞かない官僚に国民の代表の一人として正しい指導をしただけである。俺が政治家だという気概と責任をもって私は官僚に向かったのである。
信念と気概のある政治家の登場を期待したい。
 昨年7月、大阪堺市で起きたあおり運転を受け、オートバイに乗っていた高田拓海さんが死亡した裁判で「殺人罪」が適用された。
 あおり運転はあってはならない。しかも死に至らしめる行為はもってのほかである。
 高田さんのお母さんが「あおられた末に殺された。それがたった懲役16年の判決で悔しい」と涙ながらに話していたが、この魂の叫びは、殺人罪に問われた中村被告に届いているであろうか。是非とも高田さんの親の気持ちを中村被告に伝えてほしい。腹立たしい限りである。
 札幌から車で留萌に向かい、10時から北海道議会議員選挙に立候補予定の私の秘書をしていた浅野貴博君の事務所開きに出席。
 前回は新党大地推薦での当選だったが、今度は新しいステージ自民党公認で闘う。
管内より大勢の人が来て下さり、有難い限りだった。