昨日の日露首脳会談は、1956年日ソ共同宣言を基礎として平和条約締結交渉を加速し、北方領土問題は相互に受け入れ可能な解決策を見出すことで一致している。
 戦後73年経っても解決できていない北方領土問題であり、1956年の日ソ共同宣言から63年経っても平和条約は締結されていない。
 難しい困難な課題に、安倍総理とプーチン大統領が胸襟を開いて問題解決にリーダーシップを発揮しようと確認できたことは極めて意義あることだ。
 特にプーチン大統領は記者発表で、会談は非常に建設的で平和条約締結を目指し北方領土問題も解決は可能と強調、なによりも昨年11月14日、シンガポールで1956年宣言で交渉を加速することを約束したと述べたことである。
 領土問題、国境画定は最高首脳の判断しかない。その為には安定した強いリーダーシップの下でしか決まらない。安倍総理とプーチン大統領でしか解決できないのである。
 1956年の日ソ共同宣言を基礎にして平和条約締結交渉を加速することになっているが、この宣言の9条領土問題の処だけ強調されるが、第1条で「日本国とソヴィエト社会共和国連邦との間の戦争状態は、この宣言が効力を生ずる日に終了し、両国の間に平和及び友好善隣関係が回復される」と書かれている。
 平和・友好・善隣関係も必要であり、実行しなければならないのである。
 その意味で安倍総理のいわれる「お互いがwin-winの関係」が極めて重要であることを強調したい。
 安倍総理の頭づくりしか問題解決はないのである。
今回の首脳会談で昨夜、BS-TBS「報道1930」に出演したが、その中で木村汎氏のインタビューが流れたが、身勝手な狭い評論家的な言い振りで安倍総理の対露外交を批判していたが、木村氏に言いたい。
「原理原則を何十年言っても解決できない。あなたはどのような解決方法があるのか示してほしい。外交には相手がある。日本の主張が一方的に通る外交があるのか」と言いたい。
 「北方領土が解決されないことによって講演料が入り、原稿料が入る。それによって自分の生活、立場を維持しているまさに国賊者だ」と言ってきた著名なロシア専門家がおられたが、私も同感するものである。
 6時55分羽田発で女満別空港に飛び、車で足寄町に向かい、10時から世界最長寿でギネスに認定された野中正造さんの告別式に参列。113歳での旅立ちである。
 1月19日夕食を取り、普段通り寝たが、夜中一緒にいた人が息がしていないことに気づいたとのことである。まさに大往生とはこのようなことを言うのだろう。心からのご冥福をお祈りする。
 14時半帯広空港発で羽田に戻り、車で群馬県太田市に行き、19時より異業種団体東毛経済同友会の講演。
終了後東京に戻り、22時から23時までBS日テレ「深層NEWS」に生出演する予定である。


※本日、22:00~23:00BS日テレ「深層NEWS」に生出演します。テーマは「日露首脳会談の成果と北方領土の行方」です。是非、ご覧になって下さい。

※群馬県太田市で、異業種団体東毛経済同友会講演