昨日行われた日露外相会談が無難に終了し、なによりだった。
 共同記者会見は行わず、個別に対応しておられたが、ラブロフロシア外相は「ロシアの主張を伝えた」と言い、河野外相も「日本の立場を伝えた」と噛み合っている。
 外交は積み重ねであり、過去の様々な国際的諸手続き、宣言、声明、約束に基づき、今日(こんにち)に至っている。
 今回の外相会談は昨年11月14日、シンガポールでの安倍総理、プーチン大統領の「1956年日ソ共同宣言を基礎にして平和条約交渉を加速する」とした合意に基づき、さらに12月1日ブエノスアイレスでの首脳会談で両外相を交渉責任者と決めてから初めての交渉である。なによりも順調にスタートしたことが重要である。
 来週22日、安倍総理とプーチン大統領との会談も正式に決まった。スピード感を持って歴史の一ページが作られることを願ってやまない。いや、出来ると確信している。
 読売新聞3面に約半ページを割いて「20年米大統領選 民主候補本命なし」という見出し記事がある。
候補者として今上がっているのはバイデン前副大統領76歳、バーニー・サンダース上院議員77歳、エリザベス・ウォーレン上院議員69歳、マイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長76歳、ヒラリー・クリントン元国務長官71歳らである。皆さん経験豊富な人達だ。トランプ大統領も72歳(今年6月14日で73歳)である。アメリカも平均年齢は79歳である。
日本では「50・60鼻たれ小僧、70・80働き盛り、90になってお迎え来たら100まで生きると追い返す」とよくいわれるが、働く姿を示すことが社会に対する貢献だと思う。
日本、アメリカ、それぞれ先進国家である。額に汗して働いて参りたい。