共同通信社が12・13日行った全国電話世論調査では厚生労働省の「毎月勤労統計」の不適切調査問題が明るみに出てから政府統計を「信用できない」と答えた人は28.8%、「信用できる」は10.5%、根本匠厚労相の対応や説明に「納得できない」69.1%、「納得できる」18.0%と報道されている。
 これまで役人、官僚の言うことは正しい、間違いないと多くの人が認識し、そう受け止めていたと思うが、最近の官僚の国会答弁、度重なる統計上の不作為、ミスは大きな信用、失墜、信頼を失っている。
その官僚を指導するのは国民から民主的手続きで選ばれた政治家であるはずだが、その国民の代表たる政治家が役割を果たしていないことになる。
 政治家と官僚は一定の緊張感があることが大事である。ナアナアや面従(めんじゅう)腹背(ふくはい)はあってはならない。
 18年前、私は役人を恫喝するとよく言われたが、役人、官僚が嘘の説明をしたり、十分人の話を聞かないでショートカットして答弁した際、私は恫喝ではなく、正しく厳しく指導したものである。
 小選挙区制になり、政治家が広く浅くすべての分野と向き合わなければならず、官僚の発言力が増すようなったことも一因かと思いながら、国会議員はしっかりと国民目線でチェック機能を果たすべきである。
 そのためには政治家は政治家としての基礎体力と研鑽(けんさん)を積まなければならない。地頭(じあたま)が求められるのである。
 今月末には国会が開かれるが、当然「毎月勤労統計」の問題が取り上げられることだろう。
 「根本匠厚労相は頭を下げるだけでなく、頭を丸めて坊主にしてから出直せ」という声が多数寄せられた。根本大臣が今後のどう信頼回復に努めるか見届けたい。
 11時から釧路管内浜中町で鈴木貴子・鈴木宗男後援会合同新年会に出席。大勢の人が足を運んでくれた。
 挨拶を終えると16時54分からのテレビ東京「ゆうがたサテライト」に生出演のため釧路から羽田に向かう。
 今年に入ってもう12回飛行機を使った。今年は忙しい年になること間違いない。

※釧路管内浜中町での鈴木宗男・鈴木貴子後援会新年交礼会