昨日、天皇陛下の記者会見の様子が何回も流れたが、聞くたびに平和・沖縄・災害・国民・皇后さまへの感謝等、その思いが伝わり、多くの人が感激、感動したのではないか。勿論私もその一人だが。
 なかでも「象徴としての私の立場を受け入れ、私を支え続けてくれた多くの国民に衷心より感謝する」と述べられたことに、ただただ頭が下がった。一国民として両陛下のご健勝、皇室のご繁栄を願うものである。
 カルロス・ゴーン氏のことが記事になっているが、勾留中の人は外に向かって話すことは出来ない。それでは何故記事になるか。
メディアは「関係者の話」でわかったとニュースソースを明らかにしないが、取り調べをしているのは検察である。
取り調べの担当検事は上司に話を挙げる。その上司がさもさものようにリークしていく。それが記事になる。大体こういう構図である。
私の場合も言ってもいないことがニュースになっていた。なぜかと弁護士によく言ったものだ。
自分たちのシナリオ、ストーリーに沿って事件を組み立て、作り上げていく以上、国民の理解を得るように誘導するのである。この悪魔の誘導に騙されてはいけない。
 カルロス・ゴーン氏が何をしたかは公判で明らかにすればよいことである。リークで悪人扱いさせることはフェアーではない。
私自身ムネオハウスで捕まる、アフリカODAで捕まるとリークされてきた経験からも(実際は事件になっていない)、ここは冷静に何が真実か見ているところである。
間違った権力の行使は行政権力、政治権力、司法権力等あってはならない。
悪しき権力とは断固闘うという思いで私は今も再審請求中である。