朝7時17分から8時までラジオ日本「岩瀬恵子のスマートNEWS」に出演し北方領土問題、平和条約締結に向けて話す。
 10時からTBSのCS放送「国会トーク・フロントライン」でTBSテレビシニアコメンテーター川戸恵子さんと北方領土問題について話す。
 北方領土問題の解決と平和条約の締結は、安倍総理にしかできないと私の確固たる考えを述べる。
あわせて1945年2月、ヤルタ協定でルーズベルト米大統領はソ連スターリンに対日参戦を促し、条件として南樺太をソ連に返還。千島列島をソ連に引き渡すとしたこと。1951年のサンフランシスコ講和条約で吉田茂総理は南樺太国後、択捉島を放棄したこと。
1956年の日ソ共同宣言で平和条約締結の後、歯舞群島と色丹島を日本に引き渡すことが書かれていること。
1960年、日米安保条約改定でソ連は外国軍が駐留する国とは領土問題は存在しないと1956年の日ソ共同宣言も反故になったこと。
この時から日本は「四島即時一括返還」と強く主張したこと。
ソ連時代は、全く領土交渉は進まなかったが、1991年平成3年12月、ソ連が崩壊しロシアになり、エリツィン大統領が登場し、北方領土は未解決の地域であり、話し合いで法と正義に基づいて解決すると発言し、1997年1月、橋本龍太郎総理になってから日露関係が動き始め、小渕・森総理と良好な関係が続き、特に2001年3月26日、イルクーツクでの森―プーチン首脳会談が一番北方四島が日本に近づいたこと。
ところが1カ月後、小泉純一郎政権が誕生し、四島一括返還と言い、田中外相に至っては日露関係の原点は田中―ブレジネフ会談だと領土問題は存在しないと言われた時代に時計の針を30年近く戻してしまい、2002年には、川口順子外相はイルクーツクの森提案を取り下げたこと。
それから「日露関係空白の10年」となり、6年前プーチン大統領が二度目の大統領職に就き、日本も12月安倍総理が返り咲き、新しい日露関係が出来、今日(こんにち)に至っていることを判りやすく正確に話させて戴いた。
 外交は積む重ねであり、信頼関係である。安倍総理の決断、決意と覚悟がプーチン大統領の琴線に触れていると強調した。
 安倍総理とプーチン大統領との信頼関係が歴史を作るのである。