河野外相は15日の自身のブログで、11日の記者会見で「次の質問をどうぞ」と質問を無視したことを陳謝したと報道されている。正確を期すため一部新聞記事を引用したい。

 河野太郎外相は15日、ロシアとの平和条約締結交渉に関する質問を繰り返し無視して批判を浴びた11日の記者会見の対応について「おわびし、しっかりと改める」と自身のブログで陳謝した。ただ、交渉に影響が出るとして、北方領土問題に関する日本政府の公式的立場などについて、引き続き発言を控えていく考えを強調した。
 河野氏はブログで、会見での対応に関し「その質問には答えらないという意味で『次の質問をどうぞ』と答えた」と釈明。その上で「せめて『お答えは差し控える』と答えるべきだった」と述べた。
 一方で河野氏は説明責任を欠くとの批判に「こちらの手を(ロシア側に)さらしてポーカーをやれというのと同じで、日本の国益を最大化する交渉ができなくなる」と反論。ロシア側からは交渉方針に関する発言が相次いでいるが「先方が言ってるから言い返すというものではなく、むしろだからこそ、こちらはより慎重であるべきだ」と、交渉の場以外で発言を控えることに理解を求めた。(北海道新聞16日朝刊4面)

 ブログで4日も経ってから陳謝するより、直接口答で話した方が理解を得られたと思うのだが。
 交渉中のことであり、中身については触れる必要はないし、触れることはマイナスになることもある。
 しかし日本政府の「領土問題を解決して平和条約の締結」という基本姿勢は丁寧に話すべきではないか。
 ロシア側はロシアの立場、ロシア国民の理解を得るための説明をしていると私は受け止める。
 日本は日本国民に北方領土問題の正確な歴史過程を説明していくべきである。そのためには記者会見は大事な有効な場である。
 河野外相が今後自然体で淡々とした対応をしていくことを期待したい。
 昨日、18時から、本日は10時から私の室蘭地区秘書であった大西武俊君の葬儀委員長を務める。
 13日夜、奥さんと夕食を取っていたら胸が苦しいといったので救急車を呼び車に乗った所で意識不明、あっという間の出来事で一生を終えた。
行年49歳、十勝管内士幌町出身で、ご両親とは45年に渡るご厚情を戴いている。ご本人も子供の頃から私を慕ってくれ、政治に関心を持っていた。
室蘭市議選挙に立候補をすべく12月2日後援会を立ち上げたばかりだった。
人生、計算通りにいかないことは私自身が経験しているが、大西武俊君自身がどんなにか無念だったことだろう。
葬儀社が気を利かして祭壇に投票箱を用意し、お参りの皆さんに「一票を投じて下さい」と呼びかけた。
出棺の時、その投票箱をお棺の中に収めた。奥さんが「あなた当選確実よ」と気丈に声をかけられた。何よりの花向けの言葉であった。同時に涙が頬をつたった。
大西武俊君、安らかに。