清水寺、森清(せい)範(はん)貫(かん)主(す)が揮毫(きごう)する今年の漢字は「災」と決まった。公益財団法人「日本漢字能力検定協会」が毎年公募して「災」は2万858票で2位は「平」、3位は「終」だったという。今年の日本列島は災害が続いた。大雨、猛暑、地震、台風、何かと自然災害が続いた。来年は年号も変わり大きな歴史の節目になる年である。平安な年であるよう願ってやまない。
 安倍総理自身が選んだ漢字は「転」であった。自民党総裁選に三選され、さらに日露平和条約締結に向け大きな転機が訪れ、それは来年に繋がるとの思いでの「転」だと私は受け止めている。
さらに天皇陛下の退位、皇太子さまの即位という歴史の流れも踏まえての決意も新たにする意味での「転」であろう。
 菅官房長官の「成」を考えると、来年は歴史が作られる一年だとつくづく考えるものである。
 あわせて、安倍総理と菅官房長官の絶妙な阿吽(あうん)の呼吸が感じ取られる。さまざまな政治判断、展開が脳裏(のうり)を過(よぎ)る。


※明日12月14日(金)12:50~14:00 ラジオ日本「マット安川のずばり勝負」に生出演します。テーマは「北方領土問題」です。是非、お聴き下さい。