昨日、根室市で北方領土の元島民代表者と約2時間懇談した。
 9月12日のウラジオストクでの東方経済フォーラムにおけるプーチン大統領発言、10月18日の内外の専門家を集めたバルダイ会議でのプーチン大統領発言の内容を、私の知りうる範囲で丁寧に説明させて頂いた。
 元島民の代表者の皆さんには、プーチン大統領が2000年3月、大統領選挙に当選して、途中、1期4年首相職に就いたが、ソ連時代を含めロシアになってからも、1956年日ソ共同宣言について「これは日本の国会もソ連の最高会議、現在のロシアの国会にあたるものだが、批准している法的義務、拘束力のあるものだ」と一貫した考えでブレたことはない。「何の前提条件もつけずに平和条約を結ぼう」というのは、プーチン大統領の決意と覚悟の表れであり、1956年日ソ共同宣言をスタート台として、両首脳が英知を出し合い、1日も早く平和条約の締結をする事が国益であると私の思いを話させて頂いた。
 元島民の思いは、0(ゼロ)よりも一つでも二つでも還して頂けるものは還してほしい。北方四島に自由に行けるようにしてほしい。国後島周辺の海を使わせてほしい。この3つが最大公約数である。
 元島民の平均年齢は83歳で時間的限りがある。11月14日にでも行われるであろうシンガポールでの安倍総理とプーチン大統領との首脳会談で、安倍総理は乾坤一擲(けんこんいってき)の会談をしてくれると確信している。
 朝、釧路を出発し、9時30分から十勝管内幕別町の金剛寺で開山忌供養、あわせて先代住職の七回忌法要に参列。曹洞宗のご縁で私は故郷の興誉寺の干与総代を務めており、金剛寺さんが本寺である。
 ご先祖様、亡き両親に感謝しながら、3時間手を合わせた。
 午後3時過ぎの列車で札幌に出て、全国ミニバレーボール大会のレセプションに出席。会長は十勝管内大樹町の小島秀俊さんで、弟さんが私の同級生というご縁で大変お世話になっている方である。
 ミニバレーを考案した方で、すごい発想力であると、ただただ頭の下がる思いだ。

※11月2日、北方領土の元島民代表者との懇談会

※十勝管内幕別町、金剛寺での開山忌供養、先代住職七回忌法要
※全国ミニバレーボール大会レセプション