貴乃花親方のことをメディアが好意的にとらえている報道が多い中で、昨日の日刊ゲンダイ「トンズラ退職 貴乃花の仮面を剥ぐ」という見出しで次のように書いている。一部紹介したい。
 「貴乃花親方は引退に至った理由を『相撲協会から有形無形の圧力があった』とこう説明した。『五つある一門に所属していないと部屋を持てないと協会が決定した。同時に、いずれかの部屋に入る条件として(今年3月に内閣府に提出した)告発状は事実無根と認めるよう要請があった。
 9月場所の後半戦で協会一役員のある方から初めてその話をされた。でも告発状を事実無根と認めることはできない。 (中略) 
しかし協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が同日夜に会見を行い、貴乃花親方の主張をことごとく否定した。まず、協会からの圧力に対しては『そのような事実はない』と以下のように話した。『今年7月の理事会で今後、各親方は五つの一門に所属することが決定した。無所属を認めないのは一つに一門に支給される運営補助金の問題がある。公益法人である以上、補助金が何に使われるか透明性を図らなければいけない。これが各親方への個人支給だと、透明性という点で難しくなる。ガバナンスの問題もある。一門を協会と各部屋をつなぐ機関と位置づけし、ガバナンスを強化する。そのためには、全親方が一門に所属し、一致団結することが協会の総意です』」と極めて判りやすく述べている。
 読者の皆さんも貴乃花親方と芝田山親方どちらの話が真っ当か考えて戴きたい。
 「有形無形の圧力」があったと何を根拠に言っているのか、貴乃花親方に説明してもらいたい。
 日本相撲協会の方が「改革」に向け努力していると私は評価したい。
 朝の便で旭川に行き、大変お世話になった本間さんという方の七回忌でお参りし、車で札幌に出て、中川一郎先生の秘書時代から親身になって下さった留萌の畑中光雄さんのお別れ会で献花。遺影を見ながら、45年に渡るご厚情に心から感謝する。
 千歳から東京に戻り、中華人民共和国レセプションに出席し、羽田から佐喜眞知事候補応援のため那覇に向かう。