昨日、平成30年北海道胆振東部地震で一番犠牲者が出た厚真町を視察したが、改めてお亡くなりになった方々のご冥福とご家族ご一統様に、被災された皆様に心からのお悔やみとお見舞いを申し上げる次第である。
避難所の一つである厚真町の厚南会館でお年寄りから「夜、トイレに行くが、トイレに電気がないので不便だ」と言われたので、宮坂町長、役場の方に至急善処する様、お願いした。
又、総合福祉センターでは、農家のお母さんから「息子さんが帰ってきて、跡継ぎをして和牛の飼育をしているが、水がなくて困っている。川からくみ上げる様にしてもらいたい」という話があり、北海道庁の農業担当の阿部副知事に電話し、すぐ検討してもらう様、お願いした。
現場で生の声を聞くことで、大変参考になる事が多い。やはり足を運ぶことは大事だと痛感した。
又、小中学校の体育館が4か所避難所になっているが、校長先生が率先して食事の世話等に活躍しており、さすが教育者と思ったものだ。
商工会の皆さんも炊き出し等で活動しており、厚真町の町民の一体感が伝わってきた。
赤十字の皆さん方も各地から応援に駆けつけており、赤十字のマークを見るだけで、安心する。
目に見えない所で多くの人が頑張っている事を知って戴きたい。
自衛隊員が昼夜を問わず安否確認の為、働いている姿に、消防も東京から東北から駆けつけ、警察も全道から応援に来ており、自衛隊、消防、警察が一つのチームとなって活動している。この一体感こそが日本の安全、安心、安定につながっていると感謝したい。
今日は、安倍総理が北海道に入り、現地を視察している。6日にお会いした時も、「一にも二にも安否確認、救出。そして復旧、復興」と話されていたがスピード感をもって実践されている事は、被災された皆さんの明日への希望につながる事ではないか。
地震そして停電で北海道が落ち込んでいる中で、今朝明るいニュースが飛び込んで来た。
テニスの世界4大大会の一つである全米オープンで大坂なおみ選手が日本人として初めての優勝をした。本人が憧れていたセリーナ選手を破っての快挙である。大坂選手のお母さんは根室市出身で祖父は根室在住である。私も昔からよく知っている人であり、早速お祝いの電話をした。
北海道に縁のある大坂選手の活躍は、被災された皆さんにも大きな励ましになる事だろう。