夜中3時20分、小野寺五典防衛大臣から「先程、北海道で強い地震がありました。最善を尽くします」と電話を戴いた。
 テレビを見ると北海道で震度6強の地震と出ている。あわせて日高・苫小牧・胆振・札幌の関係者に電話したが、「大丈夫だ」とのことでホッとした。約1時間ほど電話で安否確認したが、夜が明けてくると苫小牧に近い安平町・厚真町で山崩れ等、被害が出ている。火力発電所が止まり、全道的に停電となり一番の悩みとなっている。
 地震発生後、約40分後に菅官房長官が記者会見をし、現状報告されていたが、極めてスピード感のある対応と安倍内閣の危機管理対応は歴代内閣の中で一番しっかりしていると感じたものだった。
 札幌市も震度6の地区があり、道路に亀裂が入っている映像を見ながら、改めて自然のエネルギーの大きさにびっくりするものである。
 「備えあれば患いなし」とよく言われてきたが、いかに科学技術が進もうとも自然の持つ計り知れない力の前には人は弱いものであることをまざまざと教えられた思いである。
 自然を敬い、自然に感謝して生きていこうと心するものである。
 15時10分より安倍総理とお会いする。北海道各地で停電が起きており、復旧に向けバックアップしてくれており、最善を尽くしてもらうようお願いする。
 あわせて日本唯一の炭鉱である釧路のコールマインが、電気がこないと水没の可能性があるので資源エネルギー庁への働き掛けもお願いした。
 安倍総理は、土砂崩れ等による不明者の安否確認と被災地の復旧、復興が最優先と自分に言い聞かせるように述べていたのが印象的だった。
 勿論、10日に予定されるウラジオストックでの日露首脳会談も話題になり、平和条約締結に向けての安倍総理の決意と覚悟のほどが伝わってきた。
安倍総理に全幅の信頼を寄せ、首脳会談を見守っていきたい。