来月行われる自民党総裁選挙に向けて、出馬を表明している石破茂氏が公約発表の記者会見を昨日している。
 その中で「『異次元の金融緩和は効果を上げたが、カンフル剤がいつまでも続くわけではない』石破氏は会見で、アベノミクスをこう断じ、経済政策の修正を目指す考えを示した。会見では『アベノミクスの不都合な政策目標?』と題した資料も配り、数値を示して首相の看板政策の『成長戦略』『地方創生』『女性活躍』が未達の『失敗』と断じた。『都合のいい数字ばかり強調するのは、政策の展開に当たり良いことではない』と語り、野党同様に政権批判を展開した」(産経新聞5面)。
 自民党の総裁選挙である。思想、信条、国の在り方、目指す方向、在り方については、そうそう差があることではないと思っていたが、ここまではっきり安倍総理を批判するとは正直、驚いた。
 有効求人倍率、税収、GDP(国内総生産)、株価、外国人観光客の増加等、6年前第二次安倍政権になってから間違いなく良くなっている。
 評価すべきは評価して、その上で「私はこうして更なる国の発展をしていく」というのがフェアではないか。
 「口先では『公正・公平』と言っているが、やっていることは『不公平・不公正』では信頼できない。政治家が政治家である前に、人としての器量を持ってもらいたいものだ」という声が私のもとに多数寄せられた。
私もその通りだと思う。