第100回全国高校野球選手権大会、大阪桐蔭高校の優勝で一昨日幕を閉じたが、二日経っても新聞・テレビは、準優勝した秋田金足農業高校の話題である。
 公立高校で、しかも地元秋田出身の選手で固め、予選から甲子園でも9人野球を通し、何よりも勝利して校歌を斉唱する時、全身を使ってのけ反って誇らしげに、かつ母校愛が伝わってくるあの姿に、多くの人が今までになかった何かを感じたのではないか。勿論、私もその一人である。
 100回の歴史的大会を飾るに相応しい大阪桐蔭高校の春夏連覇、そして第一回の秋田中の準優勝に並ぶ今回の金足農業高校の頑張りは歴史の一ページを飾った。
 一回戦の鹿児島実業とは5対1、二回戦は大垣日大高6対3、ここまでは順調な勝ち方だったが、三回戦の横浜高校とは5対4、準々決勝での近江高校には3対2、あの2ランスクイズは永く語り継がれることだろう。
 準決勝は日大三高2対1、最後まで緊迫したゲームを勝ち抜き、そして決勝だった。改めて金足農業高校の頑張りを称えたい。
 16時から8月東京大地塾。今月のタイトルは「日露関係の今後の展望」として佐藤優さんからお話を戴き、質疑応答。
 来月、ウラジオストックでの東方経済フォーラムで日露首脳会談が行われるが、そこからが新しい日露関係の歴史が始まると確信している。

※東京大地塾