第100回記念甲子園高校野球、準々決勝が昨日行われた。春も夏も準々決勝が一番の緊張感、白熱した好ゲームと言われるが、ラジオで聞きながら、まさに昨日の4試合はそうだった。
 第1試合の大阪桐蔭-浦和学院は、エラー、四球で流れが大阪桐蔭にいった。点差は開いたが、実力の程は、差がなかったと感じた。
 第2試合の済美-報徳学園は、9回に済美が1点追加し、その裏、報徳学園は1点を返し、一打同点の展開だったが、一歩及ばなかった。
 第3試合の下関国際-日大三高は、7回までの流れは下関国際だったが、8回裏、日大三高が一挙3点をとり逆転勝ち、手に汗握る攻防だった。
 第4試合の近江-金足農高は、9回にドラマがあった。近江が押し気味に試合を進めながら、最終回、金足農高は必死の攻撃で先頭打者のヒットを皮切りに、次もヒットで繋ぎ、なんと四球で満塁とし、最後は2ランスクイズでサヨナラ勝ちである。
 近江の捕手が本塁ベース上でガックリ倒れこんでしまう姿が印象的である。
 野球の女神は、時として非情な判断をするものだと思いながら、第2、3、4試合は、両方に勝たせてあげたかった、凄い、素晴らしい好ゲームだったと称えたい。
 今日は休みで明日から準決勝、60年ぶりに新しくなった深紅の大優勝旗はどの高校がつかむのか、あと2日、応援して参りたい。
 北方領土での共同経済活動の官民調査団が17日、国後島に向かったが、悪天候でロシア側の飛行機が降りず、ロシア側関係者が現地に到着できないため、調査団は根室に戻ってきた。
 今回の調査で具体的に事業を行う場所等を決める予定だったが、出来なくなった。9月のウラジオストクでの日ロ首脳会談で合意できるよう、関係者は一日も早くロシア側と協議してほしいものだ。
 国益の観点からも迅速に対応すべきである。