山口県周防大島町で行方不明になった2歳の藤本理稀(よしき)ちゃんを発見した尾畠春夫さんに、称賛、感謝、労いの声が届いているとメディアは伝えている。
 それにしても、尾畠さんがこれまでの経験則から「小さい子供は下るのではなく、上がる習性がある」と考え、わずか30分で探し出しだ。大変な判断力、勘である。
 捜索にあたった消防、警察の方々もこれまでの事例、経験を活かし活動されたと思うが、尾畠さんの認識が正しかった。
 尾畠さんは、明日から西日本豪雨で被害に遭った広島県呉市に向かう予定だそうだ。
毎朝8キロ走り、軽ワゴン車には食料、水、寝袋などの生活用具をいつも備えてあるそうだ。
 78歳の尾畠さんを見ながら、やはり普段からの心の準備が必要であり、また、自分を鍛えることの重要さが伝わってくる。
 65歳で店を閉め、「学歴も何もない自分がここまでやってこられた。社会に恩返しがしたい」との思いで、ボランティア活動に身を投じたそうだが、この尾畠さんにこそ善行を称え、大臣表彰とか何か目に見える形になった表彰をすべきではないか。
 庶民の中に偉大な人がいる事をあらためて思い知るものである。私も100分の1、いや1000分の1の気持ちを持って日々送りたいと決意するものである。
 朝の便で函館に向かい、お世話になった方の告別式に参列しお参り。函館から札幌に出て、帯広に向かう。