昨日の日本経済新聞4面の記事に目がとまった。
 「首相出席、3日に1回」「年370時間、英議会の7倍超」という見出し記事である。
 野党は、総理・閣僚の出席を求めるが、質問のない閣僚を委員会に拘束するのは生産性がない。臨機応変の対応がなされるべきではないか。
 大臣が居なくても副大臣がいる。副大臣は認証官である。
官僚主導の政治から政治主導へという考えのもとで副大臣を認証官にしたが、当初大臣経験者、当選回数、経歴から見て大臣に近い人を起用することになっていたが、今、副大臣は3回生、4回生がなっている。
 これを大臣経験者、そして当選6回以上の人を起用すれば答弁の重みも違ってくる。与野党とも前向きに考えるべきではないか。
 もう一つ「外務省の有識者懇が議論 ODA予算見直し NGO活動支援」というのがあった。
 NGOの果たす役割は段々と高まっているが、そもそもNGOは非政府組織であり、国民の税金を使う組織ではない。だから「non・governmental・ organizations」なのである。
 「NGOはすべて『善』という認識が先行しているが、この組織のお金の使い方等、十分なチェックを誰がしているのか。真面目に活動している団体もあるが、極めて不透明な団体もある」と私のもとに言ってくる人もいる。
 偏った、間違った「善」という先入観を持たず、国民の税金を使う以上、公平・公正を旨に判断していくべきではないか。
 16時半、根室港を出航し、今日から31日まで北方領土国後島・択捉島ビザなし訪問に向かう。
 天気が良いことを願いながら、見送りの人に手を振った。

※北方四島交流訪問事業の様子