21日9時、予定通り色丹島に上陸。
 9時過ぎから、文化会館で行政府代表と懇談。旧知のウーソフ斜古丹村長が、南クリル副地区長として出迎えてくれた。サハリン州から外交担当のスルコフさんという人も来られ、挨拶をうける。
 共同経済活動について、風力発電、農業、観光に関心があるといい、急いでほしいとの話がウーソフ氏からあった。経済特区をつくり、国際入札の仕組みを考えているとの話である。
 日本も、管轄権だ、日本の立場だと言うより、現実的判断を早くしないと出る幕がなくなるのではと心配するものである。
 ゴミ捨て場から煙があがっており、島の人は「永遠の灯(ひ)」と言っているそうだ。ゴミの焼却場、処理場などは、日本の技術を活かせるものである。すぐ取り組む事により、日本の優れた技術を理解してもらえる事になると思うのだが。意識改革をしなければと考えた次第だ。
 今日(22日)は、ギドロストロイ社の工場を外から視察する。択捉島のギドロストロイが色丹島にまで進出してきたことに驚いた。しかも、アルメニア人125人が沖にきていて、機械設備もアイスランド製だという。
 日本の出番を考えるのが急務である。