昨日、小泉純一郎元総理が小沢一郎自由党共同代表の政治塾で講演したことがメディアの話題になっている。
 小泉元総理は「『敵味方はしょっちゅう入れ替わる。小沢さんとは敵になったり、味方になったりだが、わだかまりはない。だから来た』と熱弁を振るうと、小沢氏が相好を崩す場面もあった」(東京新聞3面)と出ている。
 国益の観点から敵味方になるのはあってしかるべきだが、この2人は自民党内でのコップの中での権力争いはあったが、公(おおやけ)のことでぶつかったことは思い出されない。言葉は重宝なものだとつくづく思ったものである。
 2人とも昭和17年の生まれで、今年76歳、まだ一働きできる年齢であり、小沢氏は野党の一角のリーダーとして最後の政局を作りたいだろうし、小泉氏は自由人としての存在感はあるので、2人の動きは何かに付け注目されることだろう。
 ただここで大事なことは、目先のことに惑わされないことである。思い付きやその場しのぎでの価値観は国家のためにならない。
 サッカーワールドカップ決勝戦、フランスの20年ぶりの優勝だった。
前半戦は2対1、緊張したゲームだったが、後半あっという間にフランスが2点取り、これで勝負ありだった。
 クロアチアは決勝トーナメントに入り、3試合とも延長を戦い、フランスより1試合分多く戦っていることになる。
しかも決勝まで休みは3日間、一方フランスは4日あった。こうしたことも疲れ、精神的な面でもフランスは有利だった。与えられた条件をしっかり活(い)かした結果のフランスの優勝である。
テレビからフランス国民の喜びを見る時、ワールドカップサッカーは世界一のイベントと改めて教えられた思いである。
サッカーワールドカップで忘れてはいけないのは主催国ロシアの力である。
すべての会場が整備され、特別のトラブルもなく整然と行われ無事終了した。
世界にロシアの存在感を示すに十分なワールドカップロシア大会だった。
午後の便で函館に向かい、檜山管内上ノ国町でお世話になっている方のお通夜に参列する。
函館は東京よりも10℃以上の気温差で、別天地であった。