サッカーワールドカップロシア大会が昨日開幕した。プーチン大統領が「ロシアへようこそ」と考え深く挨拶する姿をテレビで見ながら、サッカーワールドカップは、オリンピックと並ぶ特別のスポーツイベントと改めて思った。
日本は19日21時からコロンビア、25日午前0時セネガル、28日23時ポーランドと闘う。
FIFA(国際サッカー連盟)ランキングからすると、奇跡が起きない限り予選突破は不可能である。しかし、奇跡は作られるものである。メンバー一丸となって必勝の信念で闘えば、勝利の女神が微笑むことだろう。
日本代表選手の健闘を期待したい。
東京新聞金曜日、本音のコラムは佐藤優さんである「不信から信頼へ」という見出しで、次のように書かれている。

 12日、シンガポールで米国のトランプ大統領と北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長が会談し、共同声明に署名した。最大の成果は両首脳間の個人的信頼関係が構築されたことだ。トランプ氏は署名式で「非核化プロセスはきわめて早く始まる」と強調。正恩氏は「世界はおそらく重大な変化を見ることになるだろう」と応じた(13日本紙朝刊)。今回の首脳会談で、米国が北朝鮮に求めていた「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」(CVID)は共同声明に盛り込まれなかった。これは米国の北朝鮮に対する大幅な譲歩である。今後、「完全な非核化」の定義を巡って、米朝で外交交渉が展開されることになるが、北朝鮮が主張する段階的非核化で事態は進んでいくだろう。北朝鮮は米国に到達可能な大陸間弾道ミサイルの開発計画を完全に中止し、追加的な核兵器の製造は行わないことになろう。これで米国は北朝鮮の脅威を除去することができる。しかし、現在保持する核爆弾と近中距離弾道ミサイルは放棄しない。その結果、日本が北朝鮮の核ミサイルの脅威にさらされる状況を米国が黙認する可能性がある。これに対して、日本が感情的に反発しても生産的でない。脅威は意思と能力によって形成される。日朝間の不振を信頼に転換し、脅威を脱構築する戦略を具体的に立てるべきだ。

 全く同感だ。外交には相手があり、お互い国益と名誉と尊厳をかけて渡り合う。先ずは会うことが一番である。
一日も早い日・朝首脳会談が開かれることを待ちたい。