8日の日米首脳会談がテレビ・新聞で大きく扱われているが、同じ日にロシアのプーチン大統領と中国の習近平国家主席が北京で会談している。
 日本のメディアは大きく取り上げていないが、朝鮮半島問題、アジアの安定には、ロシア、中国の協力は欠かせない。
 今日から中国青島では、上海協力機構(SCO)首脳会議が始まる。中国、ロシアが中心となり、中央アジアのカザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、キルギスで構成されていたが、今回からインド、パキスタンが正式メンバーとなり、さらにオブザーバー国としてイランが入っている。
 中央アジア、南西アジア、そして中東の大国が参加しているこのSCOは、今後それなりの存在感を持ってくる。
 世界が今までのブロック化された固定組織から新たな価値観、戦略性を持った組織が作られていく。
 世界が激動する流れ、動きの中で、日本の国会はいかほどの緊張感を持っているだろうかと考えるものである。
 安倍総理が一人、獅子奮迅(ししふんじん)の頑張りで日本の立場を守っているのが現状ではないか。
 外交は政府の専管ではあるが、それを支えていくのが国民から選ばれた国会議員である。
国益の観点から、政府、立法府一体となって日本を雄々しく導いてほしいと願ってやまない。
 目黒での5歳女児虐待死事件で父親、母親が検察庁に送検されたが、マスクをしている父親船戸雄大の姿が腹立たしい。
 警察によると亡くなった結愛ちゃんは、あばら骨が浮き出るほどやせており、体重は同年代の約5分の1だったという。
 母親もどうして自分の子供を守らなかったのか。これまでも自分の子供でないということで義父が暴力で最悪の事態が起きていたが、同じことがこうして繰り返される。
 国全体で子供を守るために立ち上がるべきである。