昨年の出生数が94万6千人と最少だったと1日厚生労働省が発表している。
 「衣・食・住」がこれほど充実し、好きな物が食べられ、手に入る日本でどうして出生数が減少するのかと何か不思議な思いである。
 教育費にお金がかかるとか、1人っ子の価値観とか女性の社会進出等、いろいろさまざまな要因があると思うが、国民から選ばれた国会議員は明日の日本を考える上で、森友や加計問題より真剣に考えるべきではないか。
 出生率を高め長生きして良かったといわれる社会を作るには、与党も野党もない。本来こうしたことを党首討論で議論すると国民も政治を身近なものに感じるのではないか。
 生活感のある国民目線の質疑を野党は積極的にすれば政治に緊張感が生まれ、注目されると思うのだが。
 与党は政権政党としてさらに政策展開すれば出生数は増えていく。相乗効果のある未来に向けた終盤国会であってほしいと願ってやまない。
 青森に行き、松緑神道大和山の立教百年祭でお参りする。大きな節目の祭儀に感謝と襟を正した次第である。