民主党小西洋之参議院議員に暴言を吐いたといわれる三等空佐に対し、訓戒処分が軽すぎると小西氏本人はもとよりメディアも反応している。
 16日付毎日新聞夕刊特集ワイドは、約1ページを使い「『いつか来た道』の予兆が暴言自衛官の波紋 制服組権限拡大 揺らぐ文官統制」という記事がある。なんと仰々しい表現かと逆にびっくりしたものである。
 議員会館前の路上でジョギングをしていた自衛官が出合い頭に小西氏に会い、「国のために働け」「国益を損なうようなことをしている」と言った。国会議員である限り、国民から指摘されるのは当たり前のことである。
 以前にも触れたが、小西氏は国会で再々問題発言し、注意されている。そのことが三等空佐には頭にあったのだろう。「気持ち悪い」「ばか」とも言ったそうだが、これは言い過ぎである。
 前にも書いたが、国会議員は国民の代表ではあるが、自衛官とは人として五分の関係である。
いわんや批判されたり、注文を付けられることは多々ある。その場で話を付けられないような政治家では情けない。
「自衛官の発言にも一理ある」と言った声が多数寄せられた。メディアも冷静にかつ公平に物事を見るべきではないか。
 16時から5月の東京大地塾。「南北首脳会談とアメリカのイラン核合意離脱」というテーマで佐藤優さんからお話を受け、質疑応答。
    表に出ていない佐藤さん流の分析に、出席者も勉強になったことだろう。勿論、私もその一人である。

※5月の東京大地塾