衆・参予算委員会で集中審議が行われた野党の質問者は、相も変わらず柳瀬元総理秘書官が愛媛県職員に「会った、会わない」、愛媛県の中村知事の「ウソ発言」を取り上げている。何とも生産性のない議論である。
 柳瀬元秘書官もいつどこで誰と会ったか忘れることもあるだろう。自分の記憶に基づいて話していることをウソつき呼ばわりする方がおかしいのではないか。
 質問した野党の人は「疑惑が深まった」というが、なんのどこが問題なのかもっと国会に相応しい内容のある質疑をしてほしいものである。
 加計学園の獣医学部新設については、民主的な手続きを踏んだ上での認可であり、関係者の国会答弁でも安倍総理の関与は一切ないということは明らかである。にもかかわらず「オオカミ少年みたいなやり取りには、ヘキヘキします」と言った声が沢山寄せられた。私も同感である。
 「野党の国会議員は国会議員として森友・加計以外に政府に質すことはないのか。それならば国会議員の資質に欠けている」といった厳しい指摘もあったことをお伝えしたい。
 プーチン大統領が動き始めている。7日に就任式を行った後、8日にはヴチッチセルビア大統領、イスラエルのネタニャフ首相、14日にユーラシア連合の首脳会議、18日にはメルケルドイツ首相、25日にはマクロンフランス大統領、25・26日には我が日本の安倍首相との会談が予定されている。
 プーチン大統領の動きを見るにつけ、月末の日ロ首脳会談は絶妙なタイミングである。