柳瀬元総理秘書官が10日の衆・参予算委員会で、愛媛県の職員が同席したかを「覚えていない」と発言したことに対し愛媛県知事が、平成27年4月2日付の柳瀬秘書官の名刺を公開し、知事は「うそは他人を巻き込むことになる」と反論しているが、何故騒ぐ必要があるのか。正直に自分の記憶をたどって「覚えていない」と答えていることが「うそ」発言になるのか。
知事だって何時どこで誰に会ったか覚えていることは不可能だろう。しかも愛媛県が要望、陳情した案件を親切に対応してやったことがアダになるような話は論外だ。事件性のない話に「会った、会わない」という議論は不毛である。
知事は仰々しくテーブルを囲んだ面会時の図まで示して説明しているが、何の意味があるのだろうか。
行政の継続性の中で加戸知事時代からの懸案をサポートしてくれた柳瀬元秘書官に感謝するのが人の道ではないか。
不親切にされたり、上から目線で無礼な対応だったのなら批判しても判るが、しっかり話を聞いて、事が動いたのだから何が問題なのか、不思議な話である。
この加計学園獣医学部新設は時間をかけて手続きを踏んで地元の意向に即したことで、何も問題ないことではないか。
「会ったかどうか」「テーブルの座る位置」はさておいて、もう獣医学部はスタートした。前途有為な学生が静かな、落ち着いた環境で勉強してほしいと願ってやまない。
朝の便で千歳に飛び、日高管内新ひだか町で「第6回シベチャリ武四郎まつり」に出席。アイヌ民族と寄り添った松浦武四郎氏を讃えて供養する行事である。
新ひだかアイヌ協会大川勝会長さんが中心になり、毎年行われていることに敬意を表したい。
今年は松浦武四郎によって北海道命名150年の記念すべき年である。感慨深く参加した次第だ。
新ひだか町を廻り、14時半より北海道第5選挙区和田義明代議士の政経セミナーに出席。
16時より札幌大地塾。17時半よりウォーク&トーク(市民対話)を行う。朝鮮半島情勢をめぐり私の認識、受け止めを話す。
天気に恵まれ有難い限りだった。
※第6回シベチャリ武四郎まつり