野党が国会審議に復帰することを前提に、衆院議長に申し入れをしている。これもある種、パフォーマンスではないか。
 どだい、国会の審議の場で、野党は堂々たる論戦を挑み、そこで結果を出して国民の支持を得るしか道はないのに、自らそのチャンスを棒に振るような、潰すような審議拒否では国民は何をしているのかと受け止めている。だから政党支持率は伸びない。この基本を野党はしっかり頭に入れて真摯に向き合ってほしいものである。
 4月から5月にかけて、北方領土出身者、元島民で組織されている「千島歯舞諸島居住者連盟」の各支部総会が開かれている。
 どの支部でも「元島民は平均年齢83歳を超えている。いつでも島に行けるようにしてほしい」という声が上がっている。
 また、昨年初めて飛行機による墓参が安倍総理の大きな尽力で実現したが、今年も予定通り行われることを希望している。
 5月25・26日、訪露する安倍総理が必ずや新しい日露関係を切り開いてくれると確信しながら、安倍総理は日露平和条約締結、北方領土問題解決については「1にも2にも元島民の思いをしっかり受け止めて、未来志向で新しいアプローチで、お互いがウイン ウインの関係で」と話されている安倍総理の頭作りは賢明であり、現実的解決に向けて雄々しく大きな一歩を踏み出すころを期待したい。