憲法記念日。施行から71周年になる。
新聞各紙は憲法に関する特集記事を出しているが、テレビからはNHKだけは憲法に関する特集番組を組んでいるが、民放はニュースの中でのみである。
 読売新聞は1面で、国民投票法見直し「必要」という見出しで、3面・4面に関連記事。与野党4党 憲法責任者座談会を12・13面に載せている。
 朝日新聞は1・2・6・7面で「憲法を考える」と扱っている。
 毎日新聞は1面トップで、自衛隊明記 賛否割れる 自民改憲案 反対31%、賛成27%「年内発議」も拮抗 本社世論調査。17・19面で特集。
 産経新聞は1面トップで、遠のく改憲発議 動かぬ国会、政治日程めじろ押し 東京五輪後にずれ込む公算 3面に党内・対公明 埋まらぬ溝 自民「改憲四項目」条文素案という見出し記事である。
 東京新聞は1面トップで、9条 世界の宝 憲法施行71年 改憲の動き懸念 2面にはピースボート代表のインタビュー記事である。
 見出し、更には記事を読むと、各新聞社の立ち位置が見えてくる。
 昭和22年、現憲法が施行されたが、当時米国の占領下にあり、真の独立国とは言えなかった時に出来た憲法である。これは何人(なにびと)とも認めることだろう。当時、日本が世界第二位、第三位の経済大国になると誰が考えていただろうか。
 昭和22年と今を比較する時、世界情勢も日本の立場も大きく変化している。世界の中の日本から、世界に責任を持つ日本になった。合わせて現憲法が国民に定着していることも事実である。
 国民から選ばれた国会議員はしっかり議論に議論を重ね、時代に合った憲法にすべきでないか。
 日本人としての歴史・文化・伝統を踏まえ、更なる国際社会の中で名誉ある地位と信頼される国として存在するためにも広く議論をおこし、時代に合った憲法にしてほしいと願ってやまない。