トランプ米大統領が、ツイッターで米朝首脳会談の場所について、板門店を検討していることをほのめかしている。
 「ただ尋ねているだけだ!」とも書き込んでおり、色々考えているものだと思いながら情報発信により、世論の動向、反応、更には関係国の受け止めを計っているのだろう。
 トランプ大統領のさまざまなツイッターでの発信力は、一つの武器になっている。
 昨夜の日本テレビ「ZERO」櫻井翔氏の沖縄、陛下の慰霊を感慨深く拝見した。
 対馬丸のことや、対馬丸記念館のことが触れられていたが、米国の魚雷艇ドルフィンにより学童疎開船が沈没し、1476人もの犠牲者が出たが、その対馬丸の沈没地点発見に尽力したのは私である。
 平成9年11月18日、対馬丸遺族会 喜屋武盛榮会長が「鈴木大臣、今まで何人もの大臣に対馬丸の発見をお願いして来ましたが、誰もやってくれませんでした。鈴木大臣ならやってくれると思い、陳情に来ました」と涙ながらに訴えられた。
 私は即座に「やりましょう」と返事をしたが、当時の厚生省が全くやる気がなかったのである。

※①海自体が戦没者の永眠の場という考え方もあり、原則として艦船の遭難者の遺骨収集は行わない。
 ②約3000隻の沈没艦船がある中で、対馬丸の船体確認を行えば、他の沈没艦船にも影響が出る。と考え、対馬丸の船体確認に対して厚生省はできないという考え、立場だった。

 私は軍艦ならばそれも一つの考えだが、貨物船に乗り、疎開する途中沈没した船は別でないかと厳しく指摘した。「それならば勝手にやって下さい」との返事であった。
 私は科学技術庁に深海探査船をお願いし、更に当時の速力・風力・魚雷のスピード等、対馬丸の資料がアメリカ国防省にあるので、防衛庁にお願いして取り寄せてもらった。
 平成9年12月12日、海底に横たわる対馬丸を発見することが出来た。橋本龍太郎総理が陛下に報告されたことを想い出す。
 橋本総理から「ムネちゃん、良かった」と労ってもらったことも忘れられない。
 そして対馬丸記念館を建設したいという声が来たので、これも二つ返事で私は予算付けに尽力した。
 桜井氏のニュースを見ながら21年前の出来事が脳裏をかすめた次第である。
 政治家、鈴木宗男が何をしたかと問われれば
1、ユダヤ人6千人の命を救った杉原千畝氏の名誉回復。
1、対馬丸の発見。
1、沖縄県道104号線越え155ミリ榴弾砲実射訓練を私の地元矢臼別
演習場で受け入れた。
この3点が私の実績だと声を大にして言いたい。さらにこれからも国家国民の為、汗をかいていく決意である。