財務省の福田次官が昨夕「今の状況では職責を果たすことが困難と考え、辞職を申し出た」と辞任した。
国家公務員上級職に合格し、役所の中の役所といわれる大蔵省(現財務省)に入り、トップに上り詰めたエリート中のエリートである。
 「今回の出来事は判りやすくいえば、ハレンチ事件である。『縛っていいですか』というのは変態ではないか」と言ってくる人が多かった。
 合わせてこうした個人の行為でありながら、政局になろうとしていること事態、前代未聞である。
 4月16日産経新聞が1面トップで「福田財務次官更迭へ セクハラ疑惑 後任次官を選定」と大見出しで「安倍晋三首相は16日、女性記者へのセクハラ疑惑を週刊誌で報じられた財務省の福田淳一事務次官の更迭は不可避だと判断した」と記事になった。
それから財務省の反乱、クーデターとも言うべき官房長の会見があった。そして1日も経たないうちの辞任である。正直に真実、事実を述べているか疑わしい流れとなった。
 産経新聞が唯一報じたが、正しい報道であった。福田次官はじめ、財務省はこの際、懲戒免職を進んで申し出、自浄能力を示し、発揮することが信頼回復の道ではないか。
 もっと人間的な対応をしていたら少しは受け止めが変わったのではと思うが。読者の皆さんはいかがお考えだろうか。

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