15日、投開票の東京都練馬区議補欠選挙で5人の処に10人が立候補し、小池知事率いる「都民ファーストの会」公認候補2人が揃って落選している。練馬区は小池知事の地盤中の地盤であり、お膝元での敗北に小池知事はなんと思っているのだろうか。
合わせて昨年7月の都議会議員選挙結果は何だったのかと首を傾げるものである。
 ちなみに当選は自民2人、立憲民主、共産それぞれ1人、諸派1人であった。
 世論調査等を見ても判る通り、自民党が安定した力を示している。練馬区民も政治の重み、何たるかを十分考えて選挙参加していると受け止めた次第だ。
 防衛省がイラク日報435日分を公開している。
 「戦闘」「戦闘拡大」という表現があるそうだが、当時、一際甲高い声で小泉首相が「自衛隊が活動している地域は非戦闘地域だ」と答弁している。
 小野寺大臣を責める前に、小泉元首相にあの答弁は何だったのかを問い質すことが今後のPKO活動にも生きてくるのではないか。何事も検証が大事である。
 週刊誌に出た財務省福田淳一事務次官のセクハラ記事、その後音声テープまで出て16日、福田次官本人ではなく、財務省の官房長が記者会見し「全面否定」している。それならば週刊誌が出た段階ですぐ会見すべきではないのか。
 音声テープが出てからの対応で全面否定するなら福田次官本人が堂々と記者会見すべきでないのか。
 近畿財務局の「改ざん問題」でも関係者を呼んで聞き取りをすれば誰の指示で「改ざん」したのかすぐ判ることである。
時間をかけている問題ではない。それもしないで今回は開き直ったようなやり方である。
 財務省がやられっぱなしなので、官邸に対する「財務省のクーデター」でないか「財務省の反乱」だと言ってくる人もいる。
そう受け止められるだけでも役所中の役所と言われた財務省にとって大きなマイナスではないか。
同時に財務官僚は自分達が国家を動かしている、我々が国家の権力者だ、支配者だと勘違いしている者が中に入るのではと思うのは私だけだろうか。

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