日本相撲協会は、昨日、理事会を開き、八角理事長が全会一致で再選された。
 八角理事長になり3年連続の黒字決算で、昨年は6場所90日間、満員御礼となった。間違いなく実績を積んできた。
 日馬富士事件や貴乃花親方の不可解な行動で、意図的、恣意的な一部メディアの間違った正しくない報道が一人歩きし、日本相撲協会が悪者扱いになったが、その後、貴乃花親方の無断欠勤やテレビへの無断出演、相撲協会を告発する等、考えられない動き、更には、なんと貴乃花部屋の力士による暴行問題が発覚し、世の中やっと冷静に何が真実かわかってきたのではないか。
 国技・大相撲発展に、必ずや八角理事長が一層の手腕を発揮される事を期待したい。間違いなく大相撲を良くする事だろう
 証人喚問が、衆参予算委員会で行われたが、読者の皆さんはどう受け止めたであろうか。
 私自身、証人喚問経験者として、今日のやり取りを見ながら、野党は私の時と同じように、「自分達の思い込み、頭づくり」で、居丈高(いたけだか)に、高圧的に上から目線の言い振りである。
 もう少し大人の対応が出来ないのかと、政治家である前に人間として、人としての心構えが必要でないかとつくづく思った。
 証人喚問、さまざまな制約がある。証人が「訴追される」恐れのある話はしなくてよいルールである。それを「何故答えられないのか」と迫る言い振りに唖然とした。
 そもそも8億円も急に土地が安くなった事に端を発した話が、「上からの指示があったのでは」、おまけに「総理夫人が絡んでいる」と何の裏付けもなく、事実でない話が進んでしまった。
 私の時も頭から「鈴木は悪」とつくられ、北方領土人道支援、アフリカODAで捕まると報道されたが、それらで事件にならなかった。
 「何でもいいから捕まえろ」という世論をリークで作り上げ、受託収賄罪という聞きなれない言葉での事件となった。
 今回の森友の文書書き換えでも、誰が新聞社にリークしたのか、その点が明らかになれば、敵の敵は中にいる事が判ってくるのではないか。
 「どこに目をつけているのか」と思うのは私だけだろうか。

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