木曜日昼は自民党各派閥の定例会が開かれる。
 森友文書書き換え問題で、各派閥の責任者の発言が新聞に出ている。読売新聞4面が判りやすいのでお知らせしたい。

麻生派 山東昭子元参院副議長 一日も早い真相究明を、麻生財務相が先頭に立って全力で行ってほしい。

岸田派 岸田政調会長 先進国、法治国家の日本で発生したことは重く受け止めなければならない。行政そのものの信頼が問われている。

二階派 伊吹文明元衆院議長 国会の大多数を占める自民党が(真相を)究明しなければならない。

石破派 石破茂元幹事長 真実は一つしかないわけで、与党としてもきちんとそのことは明らかにしなければならない。

石原派 石原伸晃前経済再生相 看過することは絶対にできない。真相を明らかにすることこそ、国会、自民党に求められることだ。

 いずれも「真相究明、真実を明らかに」と話している。その通りであるが、早くやらなければ意味がない。
 スピード感を持って国会における圧倒的第一党としての責任を果たすべきである。
 官僚政治と言われてきた日本の長い政治歴史である。今回の文書書き換えも突き詰めれば財務官僚が政治を動かしている、守っているという良い意味での自負心と、ポピュリズムによって選ばれた国会議員より、試験によって選ばれた官僚が上だという間違った、思い上がった伝統的意識が改ざんの背景にあると考える。
 森友文書の書き換え、改ざんで安倍総理の責任を一方的に取り上げるのは公平ではない。
なぜならば安倍総理は指示もしていなければ、相談も受けていないことは明白となっているからである。
 米朝関係等、世界が大きく動こうとしている時、興味本位の政治ではなく、国益を考えた国会議論がなされることを切に願ってやまない。

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