参議院予算委員会、本日は「外交・防衛の集中審議」がセットされていた。
 テレビ中継も入り、安倍総理、麻生財務相、河野外相、小野寺防衛相は開会前から着席されていた。
 質問時間を十分寄こせと声高に言っていた立憲民主・希望・民進・共産・社会党等の野党は出てこない。
 森友学園に関する国有地売却で決裁文書が書き換えられたとされる問題で、財務省の報告が気に入らないとのことで欠席しているようだが、野党は与えられた時間で、そこで乾坤一擲(けんこんいってき)の質問をし、国民の理解を得なければならないのに、自分で自分の首を絞めるか如く、質疑拒否をしている。これでは野党として国民に何をアピールするのか。質問で政府・与党に迫って、その中身を国民が判断するのである。「なんとも旧態依然の野党の姿だ」という声が沢山寄せられた。
 自分たちの思い通りの解答がないから審議拒否というのではあまりにも独善的ではないか。こういうやり方をしていると国民からソッポを向かれる。
 民主主義は「議論に議論を重ね、そこで得た結論はお互い責任を持つ」、これが約束である。
 一方的な思い込みで「一部報道に出ていたから、これが真実だと決めつけるやり方に違和感を覚えます」と言った極めて常識的なお話も沢山届いている。
 読者の皆さんは、いかがお考えだろうか。

☆2月8日に、中央公論新社中公新書ラクレより発売された私の新書「政治人生」(800円税別)が、北海道新聞はじめ全国紙にも広告が掲載されております。
 全国の書店にて好評発売中ですので、ご一読下されば幸いです。