連日、平昌オリンピックの話題になるが、今日の東京新聞1面に次のような写真入り見出し記事がある。

 平昌冬季五輪のスピードスケート女子500mで金メダルを獲得した小平奈緒の「女王の品格」を韓国の一部メディアが19日、報じた。五輪新記録を出した直後、人さし指を口に当てるしぐさ=写真(EPA・時事)=に注目。歓声が直後に滑るライバルの李相花(イ・サンファ)(韓国)らの邪魔にならないよう気遣ったものだと称賛し、「五輪チャンピオンとしての品格を見せた」と伝えた。

 また、韓国では小平選手と韓国の李相花(イ・サンファ)選手がリンクで抱擁する場面を紹介し、「美しいフィナーレを残した」(聯合ニューステレビ)、東亜日報は「小平、あなたを尊敬します」「李相花、あなたも立派です」とリンクで交わした会話を見出しに、日の丸を肩にまとった小平が、韓国国旗を持った李を抱きしめる写真を大きく掲載したと朝日新聞(2月19日付夕刊)に出ている。
 日韓関係が何かとギクシャクしている時、この小平選手のさりげないフェアプレーともいう行為は、日韓関係に良い兆しをつくる事になるだろう。
 小平選手を日韓親善大使にお願いしたらどうだろうか。
 小平選手の昨日の記者会見で、1月に亡くなった良き同級生であり、一緒に平昌オリンピックを目指した住吉都(すみよし みやこ)選手の事に質問が及ぶと、言葉がつまり涙していた。
 ダイヤモンド以上に光り輝く尊い涙に、多くの人が感激した事だろう。勿論、私も涙した一人である。
 スポーツによる感動、感激は、なんと良いものかと改めて思った次第である。

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