昨日のスピードスケート女子500m、小平奈緒選手が見事、期待通り金メダル。
 「金メダルを取れ、取って当たり前」という空気の中で、当然のように結果を出した。何という凄い人だろう。
 連日の日本選手の快挙に、日本中が勇気や元気をもらっている事だろう。
 この500には北海道別海町出身の郷亜里砂選手も出場し、30歳にして掴んだ最初のオリンピックで8位入賞を果たした。さまざまな困難を克服しての入賞は、メダル以上の重みがある。
 帯広市にある高堂建設所属の神谷衣理那は13位だったが、次のオリンピックに向けてのステップとして欲しい。
 決して恵まれた条件、環境ではない中で、一生懸命頑張る神谷選手に拍手を送りたい。
 オリンピック地元開催で、韓国民の3連覇の期待がかかった李相花(イ・サンファ)選手が銀メダルに終わり泣いていたが、優しく労(いた)わる様に肩を抱いていた小平選手の姿に、感銘を受けた。まさに、スポーツマンシップここにありである。
 ライバル中のライバルに敬意を表し、称え合う光景は何とも言えぬ美しいものであった。
 もう一つ、2月4日のムネオ日記に書いたが、信州大学の同級生でオリンピック出場に向け一緒に競った住吉 都(すみよし みやこ)さんが、1月20日旅立った。
 2月3日読売新聞39面社会面に「「小平 亡き友と滑る 愛用ネックレス託され」という記事を紹介したが、小平選手の思いに感謝して天国の住吉選手が背中を押したと私は思っている。天上の住吉選手も喜んでいることだろう。
 平昌オリンピックも後半戦、日本選手の一層の活躍を願ってやまない。
 今夜は、スピードスケート男子500m、スキージャンプ男子ラージヒル団体に注目したい。葛西選手の大ジャンプを待ちたい。