昨日の昼はフィギュアスケート男子、羽生選手の圧巻の演技に感激し、宇野選手の銀メダルの頑張りに感動した。
 そして夜のスキージャンプ男子ラージヒル、レジェンド葛西選手の一発に期待したが、風は吹かなかった。しかし8度のオリンピック出場は、偉業である。
 2月10日の毎日新聞30面に「貧困支えた天国の母と妹よ 誓う家族と歓喜 8度目の五輪旗手・葛西紀明」という見出し記事の中で、次のような記述がある。
「葛西が長く競技を続けられている原点は、北海道下川町で過ごした少年時代にある。『米も買えなかった』というほど貧しく、好物は母親の幸子さんが芋をすりつぶして作ってくれる『芋もち』だった。 そんな環境でも、家族は『紀明のために』と、葛西がジャンプを続けられるよう、クリスマスプレゼントやお年玉を我慢した。姉の紀子さん(48)は『弟は幼いころから、たくさんの困難を乗り越えてきた。もしお金持ちだったら、今の姿はなかったと思う』と振り返る。 
 これを読みながら、子供の頃の環境が、人一倍の努力、頑張り、根性をもたらしたのだろう。
 1996年6月に、お母さんは火事に巻き込まれ重い火傷を負って翌年亡くなり、妹さんも血液の難病で2016年に38歳で亡くなっている。
 記事の最後に次のように書かれている。
 「8日の予選を通過し、10日の本戦に臨む葛西は誓う。『どんな時も応援し、遠征にも行かせてくれた家族は一番大切な存在。金メダルを取って(天国の)母と妹に伝え、会場に来てくれた家族と一緒に喜びたい』」
 今日の北海道新聞26面にも「ジャンプ葛西 家族のため、家族の前で」という見出し記事の中に、「今尚第一線で飛ぶ葛西選手にとって競技を続けてきた原動力は、家族の存在、下川町での少年時代、貧しい暮らしの中でもジャンプに打ち込む自分を支え続けてくれた『家族のために勝ちたい』繰り返し口にするのは、家族を失う悲しみを経験してきたからこそだ」と書かれている。
 勝利の女神は微笑まなかったが、家族に感謝する葛西選手の人間味は、まさに金メダルものと称えたい。
 最後のジャンプ団体、葛西選手はじめ日本勢の勇姿を見たいものである。
 朝、釧路管内弟子屈町をスタートし、10時から釧路管内浜中町での告別式に参列する。
 12時から、根室管内中標津町で鈴木宗男・鈴木貴子後援会新年交礼会。昨夜までの吹雪の影響で道路の一部通行止め等あったが、予定通り開く事が出来た。
 18時から北見市鈴木宗男・鈴木貴子後援会新年交礼会。どこも熱心な応援者、支援者が足を運んで下さり、有難い限りだった。

※中標津町新年交礼会
※北見市新年交礼会

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