昨日、釧路市で13時からソチオリンピックに出場したスピードスケート女子短距離の住吉 都(すみよし みやこ)さんのお別れ会が行われている。
 住吉都さんは、平昌オリンピック日本期待の星である小平奈緒選手と信州大学の同級生である。
 小平選手は、住吉選手から「スケートに一生懸命になること、その姿が頭から離れない。スケートが好きな気持ちを皆さんに見ていただけたら」とコメントしている。30歳での友人の旅立ちに小平選手は、オリンピック出場を果たせなかった住吉選手の分まで頑張る事だろう。
 2月3日の読売新聞39面社会面に「小平 亡き友と滑る 愛用ネックレス託され」という見出し記事がある。
 小平選手の幼なじみが、2009年8月の長野豪雨災害で22歳で亡くなっている。お母さんから託された幼なじみの遺品であるネックレスをバンクーバーオリンピックの時に持っていき、スピードスケート女子団体追い抜きで初の銀メダルを獲得し、帰国後、遺影に報告したとの事である。
 日本中が小平選手に金メダルの期待を懸けている。金メダルを獲る事が出来れば、それが一番である。しかし、力一杯全力で滑ってくれれば、亡き友も幼なじみも天国から小平選手に拍手を送る事だろう。
 なんとも人間味あふれる話を読みながら、あえて小平選手頑張れとエールを送るものである。
 昨夕、16時30分から故郷足寄町での冬のイベント「第7回ウッドキャンドルナイト」というイベントに参加し、挨拶をする。地元のカラマツの端材(はざい)をくり抜き、おがくずで火を灯す。アイスキャンドルとの組み合わせも、なかなか幻想的だった。
 18時から、日本一寒い陸別町で「第37回しばれフェスティバル」に出席し、挨拶する。私の同級生達が寒さを逆手にとり始めた催しが、今や全国にその名を知らしめている。若者の英知が町おこしに繋がっている。
 各地に、それぞれの歴史や文化、自然がある。身近にあるものを活かしていく事が、これから大事ではないかとつくづく思うものである。

※足寄町で、第7回ウッドキャンドルナイト

※足寄観光協会事務局長伊藤貴之さんと(写真右)

※陸別町で、第37回しばれフェスティバル