ペルーのフジモリ元大統領の娘と弟が対立していると報じられている。日本の政界でも兄弟でも反りが合わないとか、政党が違うなどの例はあるが、国内政局に大きな影響を与えることはなかった。
 今起きているペルーでのケイコ議員とケンジ議員による最大野党人民勢力党の分裂は、大統領選挙に関係してくる。
 人民勢力党の党首であるケイコ議員は弟であるケンジ議員他3議員を追放処分としたところ、ケンジ議員と9人の議員が離党することを発表している。
 父親たるフジモリ大統領にとって頭の痛いことだろう。どうなることか地球の裏側でのことだが、注目していきたい。
 日本相撲協会で理事選挙があり、順当な理事候補が選ばれている。101人の親方衆は賢明な判断をした。
 昨日、貴乃花親方は立候補に至った決意をブログにのせているが、拝見しながらご本人の頭作りでご自分で書かれたものかとふと頭を傾げたものである。
 「いま相撲界では、過去の反省を顧みない度重なる暴力事件や不祥事により、国民の皆様の期待を大きく裏切り、社会的な信用を損なった結果、組織としての公益性や透明性が大きく問われております」
 まっとうなことを言っているが、それならば何故巡業部長として巡業中に起きたことを相撲協会に速やかに報告しなかったのか。
 協会に話さずに、被害届を出すこと自体、透明性を欠いたのはどなたかと言いたい。
 どうして理事を解任されたのか貴乃花親方はきちんと判っているのだろうか。
 「かつて相撲協会にいた顧問と称する人や、一部相撲協会を私物化する輩(やから)と通じている」といった話が何人かの人から言ってきた。
 「一部テレビは貴乃花親方『善』として取り上げているが、公平ではない。行き過ぎている」と言った厳しい声も寄せられている。
 正直者が馬鹿を見る社会にしてはならないとつくづく思うものである。