平成研究会(額賀派)が連日報道されている。平成研所属の参議院議員側が額賀会長に退任要求し、それに伴う報道である。
 政治の世界、さまざまな要素が重なり合っての政治活動である。なによりも人間関係で政策集団(派閥)は成り立っている。
 政治家誰しも、百点満点の人はいない。民主主義は折り合いを付けていくのが基本である。
 かつて平成研は竹下登創始者の「一致結束、箱弁当」が合言葉だった。中でゴタゴタしていることに竹下登先生の「皆、仲良くやってくれよ」という声が聞こえてくる。
 橋本龍太郎・小渕恵三両元会長が「鈴木君、どうなっているんだ」と言っているようにも聞こえてくる。
 26日旅立った野中広務先生は「何とか上手く収めろ」と怒っているのではとも思う。
 過去の約束、経緯を踏まえながら、落ち着く所に落ち着くよう環境整備したいものである。
 国会で森友学園のことを野党はまた触れている。新聞でも「ノンフィクション作家菅野完氏から提供を受けた音声データによると、森友学園は国との協議で『棟上げに首相夫人が来る』と言及し、値段を安くするよう求めていた」と出ているが、それは籠池側の一方的な言い振りで、安倍総理や昭恵夫人は関与していないことである。
 籠池なる者は補助金詐取を目論み、事件になっている。詐欺しようとした者の話を正論として扱うこと自体、いかがなものだろうか。
冷静な議論をしてほしいものだ。