大相撲春日野部屋の2014年9月に起きた傷害事件で、メディアは相撲協会でまたまた不祥事発生のように報道しているが、事実関係、裏付けをよく取っての事なのだろうか。
 春日野親方は昨日、「事件発生後、日本相撲協会の北の湖理事長に報告した事、当時の危機管理担当顧問と広報部長の出來山親方にも伝えた事を明らかにしている。警察の捜査にも全面的に協力し、隠し立てはしていない」と明言している。
 報道では、相撲協会の隠ぺい体質を指摘するが、春日野親方からの説明から、まったくそういう事実はない。事件後にケガを負った力士を相撲診療所で治療させ、加害者の力士が書類送検された後に、部屋に迷惑をかけたくないとして辞めていった事も明らかにしている。
 日馬富士問題以来、一つ言える事は、ニュースソースが特定の一方的リークである事が判る。
 今回も当時の関係者しか知らない事が表に出るという事は、当時の関係者のリークである事が想定される。当時の危機管理担当顧問と称する者に当たれば、一目瞭然ではないか。
 当時、自分達で内々にしていた話を今になって、自分達の都合によってリークする事自体、ナンセンスである。
 こうした事を報道する場合、よく調べて真実、事実を相撲ファンに、国民に知らせてほしいものである。
 「相撲協会を私物化しようとしている連中の最後の悪あがきです」と、長年相撲に関わっている人が言ってきたが、頷くものである。
 多額の給料を取り、業者と癒着し問題になり裁判している者がいると聞くと、一日も早くけじめをつけてほしいものである。
 10時30分から在京ロシア大使館で、来日中のコサチョフロシア連邦院国際問題委員会委員長とお会いする。旧知の政治家でロシア議会の重鎮である。
 安倍総理が「日露関係は、最も可能性を秘めた二国間関係です」と施政方針演説で述べた事を紹介しながら、今年も日ロ関係にとって重要な年であることで一致した。こうしたハイレベルの人の往来が大事である。
 鈴木貴子代議士も同行したので、コサチョフ委員長に紹介する。
 鈴木貴子代議士はロシア大使館のビリチェーフスキー公使に、拿捕されている根室の日香丸の乗組員の早期釈放、人道的見地から食料、薬などの受け渡しを強くお願いした。
 ビリチェーフスキー公使から各関係機関によく連絡を取るとの返事だった。解決に向け、更に努力して参りたい。
 夕方、テレビの速報で野中広務先生が亡くなった事を知る。また一人、大事な人が亡くなってしまった。心からのご冥福をお祈りしたい。

※在京ロシア大使館にてコサチョフ委員長と