平昌冬季オリンピックの代表選手の所属企業や学校が主催する壮行会の公開を、JOC(日本オリンピック委員会)が規制する方針という新聞記事を見て驚く。
 企業でも学校でも仲間意識や同僚の活躍を願っての善意での壮行会であろう。それをJOCはどう受け止めているのだろうか。
 オリンピック代表選手を出すということは名誉なことで、さらに頑張って日の丸を上げてほしいとの期待や願いを持ってそれぞれが催しているのではないか。それを報道関係者に公開しないで、そっとやれというのでは壮行会ではない。
 幅広い支援、応援はスポーツにとって当然のことと思うが、JOCはえらく片苦しく考えているものだ。
IOCオリンピックが出来るのも公式スポンサーのお陰だ。テレビ放映料だというのなら、あまりにも商業主義に走り過ぎているのではないか。
人一倍頑張った人の栄光の場がオリンピックと理解する時、商業主義優先のやり方はどこかで行き詰まると考えるのは、私だけだろうか。
 昼過ぎのテレビを見ていると、いつものように貴乃花親方のことが話題になっていた。
その中で仁支川峰子さんという人が、日本相撲協会評議委員会池坊保子議長のことを「公平でないとか、しっかりして下さい」と批判していた。仁支川さんこそしっかり事実を踏まえて発言してほしいと思った。
 今回の日馬富士と貴ノ岩の件は、貴乃花親方が事実関係を相撲協会に報告していないことに原因がある。
それを一方的に「貴乃花が正しい、なにも悪くない」と言うところに何も判っていないし無理がある。
 巡業部長として巡業中に起きたことは速やかに相撲協会に報告するのが義務である。
それをせず、しかも自分で被害届を出しておきながら協会に連絡しない。どう考えても貴乃花親方の取った行動は間違っている。しかも聴取も拒んだことは大問題である。
 テレビでお門違いの発言がまかり通る所に、これでいいのかと自問自答した次第だ。