「臨機応変」「瞬時の判断」「咄嗟(とっさ)の対応」という言葉があるが、昨日の大学入試センター試験初日、北海道白老町で列車事故が起き、登別駅と白老駅にいた受験生4人が足止めされてしまった。
 ところが、苫小牧署と室蘭署のパトカーが全員を受験会場まで送ってくれた。受験生は、それぞれ間に合う事が出来た。
 「苫小牧署は『今まで勉強してきた受験生を思い、常識的に判断した』室蘭署は、『非常事態だったが、間に合ってよかった』としている」(北海道新聞39面)
 何ともほのぼのした人間味のある出来事に感動した。こうした心ある行いは表彰状ものである。
 いつもは挨拶をしても返事、応答のない堅苦しい雰囲気の警察官が多いが、中には広い心と優しさをもった警察官がいる事に、大きな救いと有難さを感じた次第である。
 全国の警察署も、この苫小牧署と室蘭署の今回の対応を今後、参考にしてほしいものである。
 何とも言えぬ良いニュースに教えられること大であった。