雪のため、JR信越線が新潟県三条市で15時間半に渡り立ち往生したというニュースを聞きながら、なにをしているのかと思った。
 乗客の皆さんが車内に、しかも立っている人の姿が多数みられた。
JR東日本新潟支社の関係者が12日夕方記者会見し、お詫びしているが、誠意のある、心のこもった態度とは受け止められないテレビからの姿だった。
家族が迎えに来た乗客は降りている。JR側でバスなり、代替輸送を用意すれば15時間半も列車に閉じ込められなくて済んだのである。
 公共交通といい、さらに民営化されサービス業である。人に対する思いやりや、親切について30年経っても今だ、親方日の丸の頭作りなのかとびっくりした次第である。
 新潟はじめ、北陸地方は雪が多い。これまでの経験を活かせれていないことに、責任者、指導者がしっかりしていない組織で一番迷惑するのは一般市民であることを改めて痛感した次第である。
 「脱線の危険があった」と会見でいっているが、それならば何故駅から発車させたのか。わずか1分走行して止まってしまっている。すぐ引き返せば良かったことではないか。
なんとも締まらない、基本を忘れた判断であり、国交省はきちんと指導すべきである。
 北海道内でも函館は記録的大雪である。太平洋側は天気に恵まれているが、日本海側は荒れている処もある。
 自然の成せることに人の力は弱いものだ。しかし、向き合い、折り合いを付けて行くしかない自然現象を見ながら、政治も同じで、折り合いが大事だと思ったものだ。