北海道に来ると必ずJR北海道の不採算路線がどうなるのかという話が出てくる。
 昨日もJR関連の新年会があり、挨拶の機会を得たので「JR北海道は31年前、民営化した時から単独での経営は困難なので、国が6822億円の経営安定基金を積み、その運用益で経営の安定を図ることにした。当時7.3%の金利で約450億円JR北海道に入りやり繰りできたが、年々金利が下がり、その運用益では経営が出来なくなったのが実態で、金利政策は国の責任であり、JR北海道の経営は運用益が落ち込んだ分、国が責任を持つのが当然でないか」という主旨の話をさせて戴いた。
 JR北海道も北海道庁も、道民の思いをもっと強く国にいうべきである。
 道内選出の国会議員も与・野党の枠を超えて北海道民の声を国に伝えてほしいものだ。
 政治があったと言われる結論に向け全力を尽くしてほしいと願ってやまない。
 小泉元首相が昨日国会内で記者会見し「全原発の即時停止」を発表しているが、ご自身が首相の時、海外に原発のトップセールスをしたことには触れていない。
 原発がなくても電力は間に合っている。化石燃料による発電に加え、自然再生可能エネルギーも軌道に乗っている。私も今、原発を動かす必要はないという思いは持っている。
 しかし首相の頃、原発推進した人が今になって即時停止、原発ゼロを言うなら、なぜ、なにゆえに原発を売り込んだのかも是非とも国民に説明してほしいものだ。
 「過(あやま)ちては改(あらた)むるに憚(はばか)ること勿(なか)れ」という言葉を小泉元首相はよくご存じなはずであろう。