自民・公明の与党は、2018年度(平成30年)税制大綱改正大綱を決定した。
 たばこ税は来年10月から段階的に2500億の増税で、8年振りの引き上げになり、加熱式も初めての増税である。
 日本から出発時に1000円を徴収する国際観光旅客税、住民税に年1000円を徴収する森林環境税が新たに設けられた。
 所得税も2020年から年収850万円を超える会社員・公務員は、子育て介護世帯を除いては増税となる。
所得税の見直しについては800万円にするか850万にするか与党内でも議論があったところだが、国民の尊い税金によって予算が組まれ、社会保障・教育・インフラ・防衛等、政策展開される。予算こそが国民の生活を守るすべである。
 個人の増税に反対の向きもあるが、税金を納められる人は国家国民のため、その責任を果たしてほしい。
 私事であるが、平成15年10月10日解散、11月9日投開票の衆院選挙に胃ガンのため手術を優先し選挙に出なかった。
 その時から17年9月11日の選挙まで私は浪人生活で、収入がないものだから税金の取り立てがこなかった。この時、私は税金を納められない情けなさに愕然としたものである。
 16年までは年150万の税金を納めていたが、それが出来ないことに何とも言いようのない、むなしい思いで過ごした。
 日本国憲法第30条の「国民は法律の定めるところにより、納税の義務を負う」という責任を果たせなかったことを今でも申し訳なく思う。
 国家国民のため、税金は必要不可欠である。納められることは、国家・社会に貢献しているんだという気概を持ってお互い生きて行こうではないか。
 政治は恵まれない人、政治を必要としている人のためにあることを胸に刻んでいきたい。



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