昨日の朝日新聞夕刊1面トップに「ハリウッド性被害、続く波紋『リベラルの偽善』批判も 政界思わぬ飛び火」という見出し記事がある。米ハリウッドの大物プロデューサーへの告発に端を発したことが大きな波紋を呼んでいる。
 この記事を読みながら考える事がある。ハリウッドで許されていた文化が通用しなくなった事である。今まで行われていた事にノーと言っている。
それは日本にも言える。日馬富士の暴力問題が連日取り上げられているが、今まで先輩後輩での上下関係で行われていた事が公(おおやけ)になり、社会問題となっている事に重ね合わせる。
 過労死問題も同様で、残業、働く事が当たり前と思っていた文化に、ノーと言っている事にも共通しているのではないか。
 これまで黙っていた事が、目を瞑っていた事に、これではいけないという考えになってきている。
 私は、タブーのある文化があった方が良いと思っているが、読者の皆さんはいかがお考えだろうか。
 大相撲九州場所、白鵬が40回目の優勝を飾った。日馬富士問題が起きても、泰然自若、堂々と我が道を歩む白鵬は、まさに横綱中の横綱である。次はあと31勝で幕内勝星1000勝になる。もう破られることのない記録を淡々と刻んでいく白鵬は偉大である。
 日馬富士問題で貴乃花親方は、一方の当事者である貴ノ岩の事情聴取を相撲協会が求めているにも関わらず、頑なに拒んでいる。
 退院し、部屋に居ると言われる貴ノ岩の話しを相撲協会が聞くのは当然である。協力しない貴乃花親方は、何を考えているのか不思議である。
 日本相撲協会の役員としての責任を果たしてほしいものだ。