今日の東京新聞6面「命のビザ 千畝の思い 風化防げ」「リトアニア・杉原記念館 老朽化」「日本の塗装業者ら ボランティアで修復」という記事がある。
 ユダヤ人に1940年(昭和15年)、当時カウナスの領事代理であった杉原千畝氏が、外務省の「ビザを出すな」という訓令にもかかわらず「人として当たり前のことをしよう」と決意し、6000人の命を救った人道的外交官 杉原千畝氏を称える記念館である。
 昨年1月5日の朝日新聞に杉原記念館が雨漏り、壁がはがれる等、老朽化しているが、修繕費がないとの記事が目に止まり、私は佐藤優さんと相談し、すぐ「カウナス杉原千畝記念館修繕をする会」という口座を作り、募金を募った。今年5月25日、リトアニア大使館に行き協力戴いた287,658,9円を財団に送ることを伝えた。
 8月4日「リトアニアカウナス杉原千畝財団」より感謝状を大使館においてエギディユス・メイルーナス大使より戴いた。
 思えば平成3年10月3日、私が外務政務次官として杉原千畝さんの名誉回復をした縁もあり、杉原記念館についてはいつも関心を持っている。
 今回塗装業者の有志が仲間を募り、4日間塗装修繕にあたられたことは尊く、有り難いことと敬意を表したい。まさに民間外交友好協力の証であり、模範である。
 今後とも私は杉原千畝さんの功績を称え、世に知らしめていきたいと考えるものである。


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