10時半から安倍総理と官邸で会ったが、北朝鮮のミサイルに始まり、核実験と緊張感の続く中、十分な夏休みも取れずの安倍総理だが、気力充実、覇気に満ちており心強く思った次第だ。
 8月30日からの今年最後の北方領土元島民の墓参で4月にモスクワで行われた首脳会談で安倍総理が元島民の高齢化に伴い、入域手続きを従前の国後島古釜布の他に設けてほしいとプーチン大統領に人道的配慮を求めたが、それが実現でき墓参訪問団も大変感謝していたことを伝えた。
 特に団長である角鹿(勇留(ゆり)島出身)さんが「100点満点の今回のロシア側の対応だ」というお話を安倍総理にすると大変喜んでおられた。
 安倍総理は一にも二にも元島民の思いを受けて、領土問題の解決、平和条約の締結に向けて最善の考えで努力されていることに感謝したい。
 7日、ウラジオストックで行われるプーチン大統領との会談が楽しみである。
 安倍総理は北のミサイル発射の時もそうだが、今回の核実験についても米国・ロシア・韓国首脳とすぐ電話会談している。このスピード感が大事である。
 主要国のトップリーダーで一番長いのはドイツのメルケル首相ついでプーチン大統領、そして安倍首相である。このキャリアがやはり存在感を示している。
 安倍総理が日露関係について歴史の一ページが作られると確信してやまない。