今日の東京新聞こちら特報部26・27面「官僚主導から政治主導誤りだったのか?」の欄で「官僚投げやり説明 責任放棄」と片山善博氏(元自治省官僚、総務相)は厳しい指摘をしている。
 「かつての官僚には縄張り意識や、前例踏襲主義という負の部分と裏返しに説明責任へのこだわりがあった」とも言っている。
 「政治主導と言うなら、この国会の失敗を教訓に政治家に自らの説明責任を果たしてもらうしかない。官僚はその決定が国民の為になっているのか点検し、機会があれば正す気概を持ってほしい」と述べている。
 正しい認識だと受け止めながら、かつての官僚、おおよそ15年前までは「俺たちが日本を支えている。ポピュリズムで選ばれた国会議員より、我々がプロで政策にも通じている」という上から目線と間違ったプライドでやっていたと思う。
 中には「我々の判断が正しい、絶対だ」という思い上がりの姿勢もあった。
16年前、メディアで私は「役人を恫喝したとか、厳しかった」とか言われたが、私は官僚に接した時、「人の話を聞かない官僚、こちらの話に対しいい加減なその場しのぎの言い振りをする官僚、嘘の説明をする官僚」には国民の代表として厳しく指導した。政治家がしっかりしていれば官僚の態度も変わってくる。
 官僚はその道に精通している。国会議員も10年やらないと政治の何たるかは判らない。それは官僚にも言える。経験が必要なのである。
 よく族議員「悪」と言われたが、族議員だからこそ官僚に対抗できるのである。このことを正しく評価しなければいけない。要は政治家の器、器量の問題である。
 国会答弁で官僚が十分説明責任を果たさず、国民を馬鹿にしたような言い方をした時は、政治家が指導すべきではないか。そうした政治家がいないことに問題があると思うのだが。
 読者の皆さんはいかがお考えだろうか。
 13時から札幌で「北方領土返還要求北海道・東北国民大会」に新党大地代表と鈴木貴子代議士の代理で出席。
 領土問題解決と平和条約締結は、安倍総理とプーチン大統領によってしか出来ないとつくづく思いながら、世論環境作り、整備に寄与しなければと改めて思った次第である。
 夕方、釧路市に向かい、蝦名釧路市長のイベントに参加する。

※北方領土返還要求北海道・東北国民大会


※えびな大也釧路市長ビアフェスタ